歴史
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ていると、とても不思議に思うことがあります。 なぜ、金も家来もいない、貧乏人の源頼朝に多くの兵が集まり、平家を滅ぼすことができたのか(・・?) ほかの天下を手中にした人物をみると、皆、金持ちで家来もたくさんいま…
よく「歴史は繰り返す」といいますが、これは歴史がワンパターンであるからです。 一神教と多神教の関係も、とてもワンパターンです。人類の歴史は、一神教と多神教が広まったり、融合した歴史であったといえるかもしれません。 環境が過酷な状態になると、…
小説「信長とフロイスの対話」は、一神教であるキリスト教と多神教のような仏教(?)について、信長とフロイスが、議論をしている小説です。 一神教と多神教というと、とてもつまらない感じがしますが、そうではないのです。 私も、神に話は、つまらないと…
六冊目の小説「信長とフロイスの対話」をAmazon電子書籍に出版しました。 13ページしかないので、超短編小説です。長い物語にしたかったのですが、やはり無理でした。途中で力つきてしまいました。 プロの小説家は、膨大な書籍や資料を集めてから小説を書…
ブログは長いことお休みしていましたが、短編歴史小説を三冊書きました。 その中の一つ「鑑真の使命」は、我ながらに斬新な内容だと自己満足しています。でも、他人からみたら、アホだと思われるかもしれません。 鑑真は、戒律を説く律宗を日本に伝えたこと…
九州の薩摩藩(鹿児島県)と、関東は、いくつか共通点があります。 まず、薩摩藩の鹿児島神宮と、関東の鹿島神宮です。名前が似ていますね。 偶然、名前が似たわけではなく、同じ国の先祖が建てた神宮だ、という説があります。 その先祖とは、現在の中国東北…
薩摩藩の島津斉彬と長州藩の毛利敬親は、まさに対照的な殿様でした。 島津斉彬は、カリスマ的なリーダーシップで薩摩藩を近代化せさ、幕府に対抗しようとしました。 一方、毛利敬親は家臣の言い成りで、リーダーシップのかけらもない人物でした。 あだ名も「…
以前、ペットショップでサルがカゴに入れられて販売されているのを、見たことがあります。 そのとき、晩年の豊臣秀吉を思い出しました。 天下というカゴに入れられ、苦悶する秀吉が浮かんできました。 天下をとったあたりまでの秀吉は、まさに絶好調で、自然…
徳川慶喜と毛利輝元の共通点とは、優柔不断なところです。 味方と敵の間で、どのように戦うのか、あるいは降伏するのか悩み抜いたところが似ています。 この二人は、本音では早く降伏して国、あるいは家の存続を守りたい、と思わせるような行動が目立ちます…
幕末、日本が外国の植民地にならず、明治維新を成功させました。 東南アジアや東アジアの中で、唯一、日本だけが近代化を成し遂げたのです。 中華文明を誇る清や朝鮮も西洋から領土を蚕食、あるいは植民地化されました。鎖国が大きな原因と言われています。 …
最近、仮想通貨のことばかり書くようになりました。 別に仮想通貨がそれほど好きなわけではありません。 まわりが「ビットコインだ。仮想通貨だ」と騒いでいるから、知らないうちに影響されたみたいです? でも、人類の歴史は、通貨とともに発展した、とも言…
私は自営業なので会計事務所のお世話になっています。昨年の秋から自分でも多少処理ができるよう、会計の勉強に力を入れたため、ブログ更新を休んでいました。 会計ソフトや簿記の勉強が一段落したので、また記事を、時々、更新します。 その手始めに、NHK大…
本能寺で織田信長が横死した後、羽柴秀吉は瞬く間に天下人まで駆け上がった印象を受けます。 でも、「本能寺の変」直後の状況をみると、秀吉が滅亡しなかったのが不思議なくらいです。 本能寺の変の知らせを聞いたとき、秀吉は備中(岡山県西部)で毛利の大…
日本には、弥生時代から戦う兵士が存在しました。しかし、武士が生まれたのは、平安時代ごろからです。 そもそも兵士と武士の違いとは、何なのでしょうか。どちらも同じような感じがします。 まず字が違いますが、「兵」と「武」にどんな違いがあるのでしょ…
明治維新後、日本は新たな国家を築くために模索していました。 西洋の近代化に追いつくため、使節団を欧米に派遣しました。岩倉具視を正使とした岩倉使節団(明治4年~明治6年、1871年~1873年)です。 アメリカやイギリス、フランスなど視察しましたが、あ…
江戸時代、江戸幕府は、オランダを除いて西洋の国々と鎖国をしました。長崎に出島を設置して、そこでオランダだけと貿易を行ったのです。 東アジアでは、琉球(沖縄)と対馬藩をとおして、明(中国)、李氏朝鮮(朝鮮半島)と貿易を続けていました。 でも、…
19世紀、イギリスは大英帝国(だいえいていこく)と呼ばれ、植民地・海外領土を合わせると、世界最大領土をもつ超大国でした。 東アジアの大帝国・清は、そのイギリスに対抗できる軍事力がなく、あっさりと「アヘン戦争」で負けてしまいます。 負けた清は、…
もし、日本一の転職成功者を選ぶとしたら、誰でしょうか?とくに基準があるわけではないので、とても難しいです。 でも、戦国時代は、豊臣秀吉が日本一の転職成功者、と言っても過言ではないでしょう。 なにしろ農民から天下人になったのですから、まぎれも…
昨日、まさか日本人から10秒の壁を破る選手が現われるとは思いませんでした。 あまり陸上には興味のない私ですが、同じ日本人が黒人選手並みに9秒台の記録をだしてくれ、とても嬉しかったです。 しかも桐生祥秀選手は、両親が日本人なので、なおさら嬉しか…
古代中国から発祥した「漢字」は、中国の周辺国にも広まり、いわゆる漢字文化圏を形成しました。 唐(とう、618年 - 907年)王朝の時代になると、周辺国は漢字から発展させた独自の文字を創ります。 そんな中で、朝鮮半島を統一した新羅(しらぎ/しんら、前5…
日本人は、よくお辞儀をしますね。 海外から「日本のお辞儀文化は素晴らしい」と賞賛されています。日本人は礼儀正しくて、親切だ、という声もよく聞きます。 でも、日本にいると実感がわきません。礼儀正しくない人も少なからず存在するからです(私もかも…
昨日、ブログ記事で「特上うな重」のことを書いたら、映画の男はつらいよ「フーテンの寅さん」を思い出しました。 主人公の寅さんの故郷である葛飾区柴又、帝釈天の門前商店街は、うなぎ料理でも有名だからです。 私も子供のころから両親につれられて、何度…
幕末の高杉晋作は、戦国時代の織田信長と逆のことを行い、成功させました。 織田信長は、当時、農民でもあった武士の農作業をやめさせ、専業武士にしました。「兵農分離政策」です。 これによって、本格的な訓練ができ、自在に操れる最強の軍ができたのです…
西郷隆盛と大久保利通は、明治維新の元勲であり、長州の木戸孝允とともに「維新の三傑」と称される英傑です。 薩摩藩の第11代藩主である島津斉彬は、その二人の主君であり師でもあります。 島津斉彬は、あまり有名ではありませんが、頭が二つある、といわれ…
島国である日本は、古代から他国の侵略を受けず、独立を保つことができました。四方が海なので攻められにくかったのです。 ところが隣の朝鮮半島は、大陸と陸続きです。中国にも近いです。それでも中国の王朝から、ほとんど征服されることもなく、独立を保っ…
関が原の戦で毛利輝元は戦わず敗れました。大阪城に3万ほどの兵を温存したまま、関が原には侵攻せず、むざむざ負けたのです。 毛利輝元が3万の兵を率いて関が原へ出陣すれば、西軍が勝っていたといわれています。 そのため輝元は「無能」のレッテルが貼ら…
「かかあ天下」の家庭は円満といわれますが、皇帝や王の妻の場合は、かなり危険です。国が傾く恐れがあります。 皇帝や王、権力者の妻の親族(外戚)が実権を握ることによって、政治が腐敗し、権力闘争になることが多いからです。 古代中国では、漢帝国を建…
金正男(キムジョンナム)氏の殺害事件が、連日にわたって報道されています。なぜか「韓国歴史ドラマ」を彷彿(ほうふつ)させる事件です。 北朝鮮が関わった明確な証拠はないようですが、関与が疑われています。 政権を脅かしそうな兄弟を亡き者にする展開…
私は、幽霊やUFOを見たことはありませんが、二度ほど予知能力を自分に感じたことがあります。 自宅でゴロゴロしていたときに、突然「電話がかかってくる」と思った一秒後ぐらいに、本当に電話がかかってきたことが二回ありました。 中学生のころ、私は友人か…
日本が中央集権化された時期は、奈良時代の律令制と、明治維新の後に成立した明治政府が代表的です。 明治維新は、薩摩藩や長州藩、土佐藩などの官軍が江戸幕府を倒して、武士の世から近代中央集権国家を成立させました。 江戸幕府側の強い抵抗勢力を排除し…