みずおのアレコレ話

健康と歴史の本の読書が好きです。仕事の合い間に小説も執筆中です。完成が楽しみです!

朝鮮半島では、古代から国を守るのに苦労していた?

 

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島国である日本は、古代から他国の侵略を受けず、独立を保つことができました。四方が海なので攻められにくかったのです。

 

ところが隣の朝鮮半島は、大陸と陸続きです。中国にも近いです。それでも中国の王朝から、ほとんど征服されることもなく、独立を保ってきました。

 

もちろん、日本のような完全な独立ではなく、中国王朝の属国の時代が多くを占めています。

 

大陸と陸続の朝鮮半島は、中国王朝を中心とした周辺国の影響を強く受けてきました。

 

 

中国が弱くなると朝鮮半島は強くなる

 

中国が朝鮮半島に領土を広げたのは、前漢王朝の武帝のころです。おそらく武帝の時代に朝鮮半島の西北部を領土にしたのが、最初で最後のようです。

 

武帝の時代以外は、朝鮮半島の国を属国として扱い、間接統治が主でした。

 

後漢王朝の時代になり国力が衰えると、周辺の国が勝手気儘になり、領土を広げるようになりました。

 

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中国東北部方面の高句麗が、半島にある後漢王朝の領土を削りとるようになります。後に半島に百済が興り、後漢王朝の勢力は半島から駆逐されました。

 

つまり、中国が内紛や分裂で力が弱くなると、半島にある国は強くなり、中国が統一王朝になると、半島にある国は弱くなるということです。

 

中国の統一王朝で力の強いときは、属国という立場で半島国は独立を保ちました。

 

 

朝鮮半島に進出した目的とは?

 

別の見方をすると、朝鮮半島は、領土にしたくなるほどの魅力がなかったともいえます。鉱物資源や農産物など他国が欲しがるほどではなかったのかもしれません。

 

豊臣秀吉が朝鮮を攻めたときの目的は、明へ攻め込むための道を借りるためでした。朝鮮の国そのものに魅力を感じたわけではありません。

 

明治から昭和にかけて日本が朝鮮を併合したのも、列強と呼ばれる国々からの驚異から守るためだとか。

 

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もし、朝鮮半島が列強の領土になってしまったら、次に隣国の日本が狙われます。列強に侵略される前に、日本の防衛のために併合したといわれています。

 

その後、第二次世界大戦で日本は降伏して、朝鮮の統治権を失いました。朝鮮半島は、韓国(大韓民国)と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の二国に分かれました。

 

近代から現代にかけて、朝鮮半島をとりまく環境は大きく変化したようです。

 

 

ひとこと

 

モンゴルが高麗を攻めたときは、高麗は約40年間にわたり抵抗しました。江華島に高麗の首都を移し、反抗しました。

 

遊牧騎馬民族のモンゴル軍は、海が苦手でした。それに対して、半島の国である高麗は、海戦が得意でした。

 

モンゴルと交戦中の高麗は、国王や文臣ではなく、武臣が権力を掌握していた武臣政権の時代でした。そのため主戦論が強く約40年間も戦い続けたのです。

 

その時代を描いたドラマ「武神」が見ごたえあります。普段は大人しくて真面目な主人公のキム・ジュンが怒ったときの迫力がすごいです。

 

モンゴル軍にも怯まない、勇猛な高麗の武人が描かれています(●^U^●)

 

 

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奴婢から最高権力に地位まで昇りつめたキム・ジュンをとおして、モンゴルと高麗の攻防が見ものです!