最近、無料動画配信のGYAOで、中国歴史ドラマを見ています。
韓国歴史ドラマと比べると、中国ドラマは、音楽や映像、物語の展開などでインパクトが弱い感じがします。
しかし、韓国ドラマのような、まわりくどさやワンパターンが少なく、なかなか楽しめます。
韓国は激辛の料理が多いですが、中国は甘い口あたりの料理が多いですね。ドラマも同じように、韓国は刺激が強く、中国はやわらかい印象を受けます。
ところが、中国歴史ドラマでは人間の肉を食べるシーンが時々あるので、驚きました。
人肉食は、古くからの習慣なのか?
敵や敵対する家臣の肉を食べたり、子供をさらってきて食べたり、自分の腕の肉を友人に食べさせたりと、人の肉を食べるシーンが比較的、多いです。
韓国や日本のドラマでは、「人を食べる」というシーンは見たことがないので、違和感を感じました。
これだけ多く放映されているということは、おそらく中国の視聴者は、人肉食のシーンに嫌悪感を抱く人が少ないのでしょうね。
このことは、人肉食の習慣が古代中国から存在していたことを物語っているようです。
多彩な中国料理や人肉食は、過酷な飢餓が原因だ!
中国は、古代から周辺他民族との戦、あるいは内乱が絶えませんでした。
戦になると、田畑が荒れ、食料不足になります。戦と飢餓で死ぬ人の数が半端ではなく、極端に人口が減ってしまうのです。
生きるためには、とにかく食べ物を探して、なんでも食べなければ生き残れません。
ですから、ゴキブリやネズミ、ヘビ、昆虫、人間など何でも食べるようになります。
「広東人は二足なら親以外、四足なら机と椅子以外、走るものなら自動車以外、泳ぐものなら潜水艦以外、空を飛ぶものなら飛行機以外なんでも食ってしまう」
唐の時代まで、人肉が市場で売られていたり、人肉の料理方法が記された書物までありました。
儒家の始祖・孔子も、酢に漬けた人肉が好物だったのです。
私は、南方の島の原住民だけが人食い人種だった、と思っていましたが、間違いでした。
中華文明を誇る中国という大国が、過去、人食い大国でもあったわけです(°◇°;)
ひとこと
香港を旅行したとき、料理があまりにも美味しいので、驚きました。
日本の中華料理と違い、さっぱりしていて舌がとろけるような味わいでした。
メニューも豊富でしたが、日本人には無理な動物の料理もありました。
しかし、ゴキブリの炒め物を恐る恐る食べたら、あまりに美味しくてビックリした日本人もいたそうです。
どんな素材でも美味しい料理にしてしまうのが、中華料理の真骨頂といえそうですね。
食欲の失せる料理もありますが、中華料理は大好きです♪(●^U^●)