私もアマゾンでよく買い物をしますので、最近、ニュースでみかけるアマゾンの過酷過ぎる配送の実態が気になります。
たしかに注文して当日や翌日に商品が届くのは、たいへんありがたいです。でも、ニュースやドキュメントで配送員の方の苦労を知り、少し驚きました。
時々、夜の8時過ぎになって荷物が届くことがありました。「遅いな!」と口には出しませんでしたが、不満なこともありました。
配達員の方の過酷の現状を知ってからは、そんな不満を持つのが悪いような気がしてきました。
よく考えれば不思議なことです。なんでそんなに急いで商品を届けてもらう必要があるのでしょうか。
商品が2日か3日後に届いても、私の人生に大して影響はしません。
昔の配送は、サービスが悪かった
私の両親や祖父母の時代は、現在では考えられないくらい配送のサービスが悪かったのです。
大和運輸が「宅配便」のサービスを始める前は、郵便小包と鉄道小荷物ぐらいしかありません。
荷物を送るときは、郵便局や駅まで行って発送を申し込みます。荷物を受けとるときも、郵便局や駅まで行かなければなりません。
すごい面倒くさいですね!
配達日数もかかります。果物など生の食品類ですと、かなり痛んでいることもあったそうです。
この時代は、荷物の客側が過酷な状況にあったようです。
ところが1976年1月20日、大和運輸(クロネコヤマト)の「宅配便」のサービスの出現によって、徐々に改善されていきました。
後に「宅配便」の運送会社も増え、競争の原理により、配送日数が短縮されサービスが向上していきます。
そしてネット通販全盛の現在、アマゾンの「お急ぎ便」ような超スピードの配送サービスまで現われました。
サービス精神が旺盛な日本
外国人が日本に訪れると、サービスの良さに驚くそうです。日本に住んでいると当たり前と思うことが、海外ではそうではないみたいです。
なぜ、日本はサービス精神が旺盛なのでしょうか。これはやはり島国であることが原因と考えられます。
島国なので、古来から同じ相手と商売をすることが多いです。すると信用を得ることが大事になります。信用があれば長くお客さんがついてくれるからです。
逆に信用を失えば、商売が成り立たなくなります。
ライバルに負けないように信用を得るため、サービス精神が旺盛になったといわれています。
一方で古来から中国など大陸では、人の移動が激しいです。だから、島国の日本ほど信用を得るためのサービスに対して、熱心ではないようです。
日本では、サービスを受ける側は快適で、サービスを提供する側は過酷という場合が多いようです。
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ひとこと
「宅配便」の仕事が過酷になる原因のひとつに、再配達の多さがあります。
あるドキュメントを見たら、宅配ボックスを増やしたり、コンビニを利用したりといろいろ検討がされています。
戸建ての家に、後から宅配ボックスを設置するのは難しいみたいです。
でも、ドローンを使って物干し場に荷物を届けるのはどうでしょうか。ダメかな?
(●^皿^●)