歴史小説家・津本陽の小説を読むと、
これでもか、というぐらいに史実を調べまくり、それを小説にしている、
という感じです。
こんなに細かいことまでよくわかるものだと感心させられます。
一方、峰隆一郎という人の時代小説は、大雑把です。
この著者の剣豪小説がコンビニで販売されていたので、
以前はよく読みました。
主人公が違うだけで、ストリーは似たような感じのものが、
多かったような気がします。
ワンパターンな表現も多かったです。
でも、とても面白しろかったので何冊も読みました。
まぁ、小説やマンガ、ドラマは面白いのが一番です。
事実と違うとか何だかんだ批判しててもしょうがないです。
楽しむのが目的なのですからね。
「朱蒙」もフィクションが多い?
韓国歴史ドラマで高句麗を建国した物語「朱蒙」も
フィクションがとても多いようですが、面白くて興味深かったです。
なにせ紀元前80年ごろの朝鮮半島北部、あるいは中国東北部を舞台にした
ドラマなので、正確な史料にも乏しいのでしょう?
・・・・ということを知ったのも、ドラマを見た後でした。
ネットで「朱蒙」について調べていくうちに、
フィクションの多さではダントツのようなことが書かれてしました。
「朱蒙」をGYAO!で見ていたときは、そんなことは全然、
思わなかったです。
さらに、いろいろ調べてみると、高句麗の子孫が日本に住んでいる、
ということを知りました。
高句麗の子孫が関東に住んでいる?
埼玉県日高市にある高麗神社の宮司が、
高句麗から渡来してきた高麗若光の60代目の子孫だそうです。
傍証は確認できないそうですがが、
高麗若光は高句麗の王族とも推測されています。
716年にこの地に高麗郡が置かれ、
関東に散在して住んでいた高句麗の人たちが移住してきたそうです。
それを知った私は、遠い異国の地のドラマ「朱蒙」が、
とても身近に感じました。
実際、外回りの仕事のとき埼玉県日高市へ行ったついでに、
高麗神社にもよりました。
高麗神社の駐車場からの入り口付近には、
石のトーテムポールみたいなものが二つ立っていて不思議な雰囲気です。
これは韓国の守り神「チャンスン」というものだそうです。
高麗神社の近くにある聖天院というお寺には、
高麗若光の像や廟があります。
まわりの山々が、なぜか「朱蒙」にでてきた風景を彷彿させます。
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写真をまったく撮らなかったのが残念です。
今度、行ったら絶対にたくさん写真を撮ります。
ひとこと
高麗神社だけでなく朝鮮半島や大陸に関係した神社や史跡が多いのに
少し驚きました。
八幡神社や稲荷神社、鹿島神宮、水神、素盞雄神社なども
中国大陸や朝鮮半島から渡ってきて
日本でも祭られるようになったそうです。
私は、神社はすべてもともと日本古来のものと思っていましたが、
そうではなかったのですね・・・・?
身近なところで異国を感じました(*´Д`)